ChammaTの日記

何かしら違うことが起きている毎日。

こんな経験ならしたくない。

Moin Moin,

 

時々思い出すことがあります。

 

それは、騙されかけたこと。

 

36年間生きていますが、忘れられない騙されかけた話は3つ。

1つは騙されてます。1つは勘違いかもしれません。

 

忘れられないくらいだから、自分の中で結構な出来事だったと思います。

 

 

1つ目は、マレーシアでの出来事。

当時付き合っていた彼と歩いていたら

 

「ニホンジンデスカ?」

 

と現地の方と思われるおばさんに声をかけられました。

私たちは若かった・・・ここで怪しいと思わないと・・・

 

「ワタシノ メイガ コンド トウキョウへ リュウガク スルネ」

 

「ハナシ キキタイカラ ヨカッタラ ウチへ キテクダサイ メイモ イルヨ」

 

完全に怪しいのに、完全に信じている私たち。

 

おばさんと一緒にタクシーに乗り、おばさんの家へ。

 

めっちゃ豪華。

 

入るとおじさんやら、おばさんやら、お掃除さん?やら。

 

「タベテネ」

 

と、たくさん運ばれてくる料理。

おいしくいただきました。

 

食べ終わり、おじさんが

 

「カードゲーム スルヨ」と。

 

そして

 

「コレカラ シリアイクル」

 

「ソノヒト ウソツイテ オカネ トルヨ」

 

「イッパイ ジャナイ スコシ」

 

「ソノヒト イッパイ オカネ モッテル ダイジョウブ」

 

などと言いながら私たちにトリックを教えてくるおじさん。

 

そこへ、今思い出しても笑える・・・全部の指に宝石を付けたおじさんが登場。

 

ここで彼がおかしいことに気づき

 

「おい、いかさまやってんじゃねーぞ。」

 

と、伝わらない日本語でまくしたて。

 

私の手を取り

 

「行くぞ。これは詐欺や。」

 

席を立ち、玄関へ向かう私たちの目に入ってきたものは

 

何事だ?と思い台所から出てきたのであろう家政婦。手に包丁を持って。

 

走り去るように出ていく私たちに、皆が

 

「どうした。どうした。落ち着け。」と。

 

送っていくよ。の声も無視をし、その家から立ち去りました。

 

 

どうして彼がおかしいと思ったのか。

それは、たまたま前日に読んでいた“地球の歩き方”に書いていたからだそうです。よくある詐欺の手口みたいです。

 

いや、気付くんちょっと遅くない??

 

いや、全然気づかん私に言われたくないか。

 

あの時はありがとう。

 

 

2つ目は、一人で東京へ行った時のこと。

銀座を歩いていると、ポップアップストアのような画廊が目に入りました。

気になって歩きながら横目で見ていると、関係者の優しそうなお姉さんが

 

「よろしければ、ご覧になっていってください。」

 

もうこの時点で、私がどっかの田舎から出てきた観光者というのはバレバレだったのでしょう。

キレイな、ザギンのお姉さんに話しかけられたことに嬉しくなった私は

 

「じゃ、じゃぁ~」

 

華やかな店内。

 

素敵な絵画達。

 

「お客様にご案内等をお送りしてもよろしいでしょうか?」

 

と聞かれ

 

「はい。」

 

と答えてしまった私。

 

「では、ここにお名前とご住所をお願いいたします。」

 

そこには既に何人かの情報が書き込まれていて、私も何も思わず書き込みました。

 

書き終わって、ふと、見たんです。

 

奥のほうを。

 

奥の部屋を。

 

 

察してください。

 

「すみません。」

 

と一言残し駆け足で出ていきました。

 

書き込んでしまった名前と住所。

 

しばらく怯えていましたが幸い何も起こりませんでした。

 

これは私の勘違いだったのかもしれません。

 

黒のスーツを着た人なんてどこにでもいますよね。

 

 

3つ目は仕事の同僚と二人で上海に行った時のことです。

 

別行動をしようと言うことになって、それぞれ違う時間に宿を出ました。

 

橋の上で一人の中国人の女の子に

 

「写真を撮っていただけますか?」

 

と言われ、快く引き受けました。

 

「観光?どこに行きましたか?」

 

などと質問をされ

 

「これからお茶会があるんだけど来ませんか?私の友達の来るから。」

 

と言われ、特に予定がなかったのでついて行くことに。←学んでないね~

 

着いた所は小さな古いお茶屋さん。

 

個室に通され

 

その子・私・その子の友達

 

の順に座らされ

 

奥からおばさん登場。

 

色んなお茶の試飲をしていくシステムで、少しづつ小さい湯のみにおばさんがお茶を入れてくれて

 

「おいしい、おいしい」

 

と飲んでいました。

 

時々席を外すおばさん。

 

他の部屋でもお茶を提供しているみたい。

 

そして

 

「どのお茶にしますか?」

 

え?強制??

 

一緒に来た女の子に

 

「買わないといけないの?」

 

って聞いたら

 

「飲んだ分は払ってね。気に入ったお茶があればおばさんに言って。」と。

 

値段を聞くと結構高い・・・

 

この辺りから怪しいなと思い始めました。いや、遅いって。

 

席を立ちたくても両サイド固められてるし・・・

 

えーーーーと思いながらも命より惜しいものはないか。などと思いながらお金を払っていると別の部屋から帰ってきたおばさんが

 

「どのお茶が気に入った?どれにする?」と。

 

いやいや、ねーよ。と思いながら

 

「どうしようかな~」

 

なんて言っているとまた別の部屋に行ったおばさん。

 

何か行ったり来たりが多くなってるな。なんて思っていると

 

戻って来たおばさん。

 

と共に部屋に入ってきたのが

 

一緒に旅行へ行った同僚。

 

一瞬何が起きたのか

 

???

 

え?なぜいる??

 

え?助けに来てくれた??

 

「早く出よう。詐欺や。」

 

同僚の登場でアタフタしだした個室。

 

固められた両サイドに隙が出来たので、素早くそこから抜け出すことに成功。

 

そそくさと退散しました。

 

6000円くらいやられました。

 

 

何故そこに同僚が居たのかって??

 

それは、同僚は違う個室にいて

 

「おい、おかしいやろ。」

 

と言うため、逃げるおばさんを追ってきたとのこと。

 

そしたら私が居た。

 

なんちゅー偶然やねん。

 

二人して騙されて。

 

上海そんな狭くないで。

 

 

疲れ切って帰ってきて乗り込んだエレベーターで同僚が

 

「あ!!!!!!これや!!!!!!」って。

 

なんや??

 

張り紙に大きく

 

『Tea Hauseに注意!!』

町中で「お茶会に行きませんか?」と声を掛けられたら要注意です。

 

と書かれていました。

 

そこへ宿泊して三日目だったかな・・・

 

そのエレベーターも何回か乗ったよな・・・

 

もうちょっとしっかり読んでおけば良かった。

 

というか、ついて行きすぎ。

 

 

 

こんなことがあったから、騙されないようにしよう。騙されないようにしよう。と生きています。

 

書きながらも冷や冷やしてしまいました。