ChammaTの日記

何かしら違うことが起きている毎日。

ちゃんまの恋バナ。

Moin Moin,

 

今日は"ちゃんまの恋"の話をしたいと思います。今X JAPANのEndress Rainが流れているのでしっとりしてます。

 

今まで色んな恋をしてきましたが、あんなにも一生懸命になった、最後には執着に変わったような恋は後にも先にもありません。

 

あれは、ちゃんまがまだ23歳の頃。今から11年前です。

 

四国には"四国アイランドリーグ"と言う野球の独立リーグがあります。野球が好きなちゃんまは、高校時代の野球部マネジャーの後輩と試合を観に行きました。

 

この時、後輩がある選手を気に入り後輩に喜んでもらうためにその選手のことを色々調べてあげてました。

 

そして、ある時テレビに出ていたその選手を見てちゃんまがファンになってしまったのです。その頃には後輩の熱も冷めておりました…

 

それから地元で試合がある週末はほとんど観に行くようになりました。

 

どうやって自分の存在を知ってもらおうかと考えたちゃんまは差し入れに力をいれるように...

 

バナナが好きと聞いたので20本くらい連なったバナナを持って行き

 

「新しいグローブです。」

 

と言ってみたり、その選手の名前の一部が使われている物を持っていったりしました。

 

例えば名前に"竹"と言う漢字が使われていたら"竹馬"を持って行くような…

 

そして、試合の後選手と触れ合える時間があったので毎回写真を撮ってもらいました。普通に並んで撮るのではなく、肩を組みあったり、変顔をしあったり。

 

そして、何を思ったのか、スコアラーの募集をしていたので応募して彼のいる球団で働くことに。今思えばやり過ぎですね…その時は彼に近付こうと必死でした。

 

とにかく、試合中の全力疾走する姿やお笑い要素も兼ね備えた彼のお茶目な姿を見る度に彼のことをもっと知りたい!私のことをもっと知ってもらいたい!!と思うようになっていきました。

 

でも、電話番号や、メールアドレスを渡す勇気なんてありません…

 

 

そうこうしているうちにシーズン最後の試合の日になりました。

 

このままでいいのか。このまま会えなくなってしまってもいいのか。と考えたちゃんまは渡せなくてもいいから手紙を書こうと決心し、電話番号とメールアドレスを最後に付け加えた手紙を書き上げました。

そして最後の試合が終わりいつものように彼が出てくるのを待っていたちゃんま。

 

来た!!

ダメだ、足が動かない!!

 

なんてしているうちに、いつも試合終わりに彼と仲良く話しているご夫婦が彼と話し始めますます近づけなくなってしまった…   そのご夫婦のこと、ちゃんまは勝手に最大のライバルだと思ってました…

 

手紙を渡すことが出来ずに彼の少し後ろを歩いて駐車場まで来てしまったちゃんま。ウジウジ。

 

そして、あのご夫婦は彼との交流を終え帰ろうとしています。私がいる方に車を停めていたのか私の方に近づいてきます。そして、奥様が

 

「話さなくてもいいの?」と。

 

手紙を書いてきたことを話すと

 

「自分を信じて頑張って。」

 

と声を掛けてくれました。

その声のおかげで彼の元へ行くことが出来

 

「これ、個人情報なんですけど、入りますか?」

 

と、緊張でトンチンカンな表現をしてしまったちゃんま。

それでも、彼は受け取ってくれました!!!!

 

 

そして、彼の車で一緒に帰ろうとしていた先輩が

 

「どっち方面に帰るん?」と聞いてくるので

 

「〇〇方面です。」と答えると

 

「じゃぁ俺たちと同じ方面やな。途中までこっちの車乗って行きなよ。俺、君の車乗って行くから。」

 

と。

 

えーーーーーー?!?!?い、い、い、いまなんと?!?!

 

先輩は私の存在を前から知ってくれていたらしく、私に気を遣ってくれたのです。

 

ありがたく先輩のご好意を頂戴いたしまして、彼の車に乗り込みました。

 

興奮と幸福であまり覚えていません。

最高に幸せなひと時でした。

 

 

それから1週間。

いまでもあの時の感動を覚えています。

 

交通量調査のバイトをしていたちゃんま。寒さに凍えそうになりながらカウントを取っている時携帯がブーと震えました。その時は誰かからメールだぁ。と思い、仕事中だったのでそのままにしていました。

仕事が終わり迎えにきてもらった母ちゃんとスーパーで買い物をしている時に画面に表札されている少しの本文(当時ドコモのD905を使用)を見たちゃんまは誰これ?と思い、メールを開いてみました。知らないアドレス、本文に名前無し。2回目の誰これ?と同時に心臓が張り裂けそうになりました。肺は張り裂けましたが…

 

大好きな彼からのメールではないですか!!!

 

メールをくれたんです涙

 

 

それから少しメールのやり取りはありましたが、2人で会うことも、ご飯を食べに行くこともないまま彼は四国を去り、ちゃんまも四国を去りました。

 

それからたまにメールをしても返ってくるのは2日後とかでちゃんまには全く興味の無い彼。

 

それから1年が過ぎた、12月23日。

連絡をしてみるとなんと、近くにいることが判明!!

会いたい!!というちゃんまの我儘に応えてくれ、初めて2人からで会うことが出来ました。

 

ファミリーマートの駐車場の中でお話しして、バイバイ。

 いまでもあのファミリーマートの前を通ると思い出します。

 

そして、それからまた1年が過ぎた、12月23日。

連絡をしてみると、またまた近くにいるではないですか!!!

再びちゃんまの会いたい!!という我儘。優しい彼はまたまた応えてくれ会うことが出来ました。

 

結局この日が2人で会えた最後の日でした。

 

それから、数回会う事はありましたがちゃんまの想いが通じる事はありませんでした。

 

何年も想っている私を見て友達が言った言葉が

 

「ここまできたら執着通り越して癒着やな。」

 

私もそう思います。

自分にも"101回目のプロポーズ"みたいな事が起こると思い込んでいました…

 

 

「自分を信じて頑張って。」

 

今でも私にとって大切な言葉です。